ペットショップで出会う。
ちろと出会ったのは、今から11年前の4月。
あたたかな春でした。
立ち寄ったペットショップでちろは売れ残っていました。
そのペットショップはとても人気があり、他の子はみんな生まれてすぐに「売約済」の札が貼られていました。
でも、生後４ケ月のちろはレジの前のゲージに入っていて、「今日、連れて帰れます。」と書いてありました。
そのころ精神的に病んでいたワタシ。
夫にお願いし、次の日にウチに連れて行く事にしました。
ゲージや水飲みなと、必要な物を購入して、トリマーのお姉さんにシャンプーのやり方を伝授してもらい、さあ出発です。
助手席でワタシが抱っこしました。
細くて小さいちろ。
壊れそうなちろ。
ペットショップを出発して、最初の信号を曲がろうとしたとき、ちろの目から大粒の涙がこぼれました。
アニメいなかっぺ大将のだいちやんがこぼすような涙です。（分かるかな？）
知らない人に連れていかれる恐怖があったのでしょう。
幸せにするからね、ちろ。
